10月19日(水)18:00~21:00大津市市民活動センターにて、第1回子どもの貧困問題についての会議が開催されました。
この会議は、今年度大津ローターリークラブが地区の新世代補助金をいただき、昨今、問題になっている子どもの貧困問題について青少年奉仕として取り組む新しい事業です。日本における子どもの貧困率は2012年度の調査で、6人にひとりが貧困に苦しんでおり、先進国ではワースト4の貧困率だとご存じでしたでしょうか?私達が知らないうちに、給食費が払えない、修学旅行にはいけない、毎晩ひとりでコンビニのおにぎりを食べている子ども達が増えています。原因は、離婚率が高くなり片親家庭が増えていること、企業の非正規雇用が増え年収の低い家庭が増えたことなどが考えられます。また、貧困家庭が増えることにより生活の格差だけでなく、学力の格差もひろまり、障害者や社会的養護の必要な方たちも含めて貧困の連鎖が進み、罪のない子どもたちの将来が閉ざされています。今回の会議には、大津市内でトワイライト事業として子ども食堂や学習支援などを取り組んでいらっしゃる団体の方、龍谷大学のボランティアサークルの方、大津市社会福祉協議会の方など8団体から10名の方々にご参加いただき、大津ロータリーからは木村幹事をはじめ、委員会メンバーが4名、それに昨年度、社会奉仕担当理事として65周年事業で、市内のトワイライト事業団体への奉仕を企画された伊藤さんにもご参加いただき、大津市内における子どもの貧困問題の実情、また、大津ロータリーができる奉仕活動について話し合いました。今後、青少年奉仕委員会では、今回の会議の内容を検討し、計画しています12月のクリスマスイベントや、講演会、例会での講話などの事業を実施していく予定です。
すべての子どもたちのクリスマスに、サンタクロースがやってくるよう、皆さんのお力添えよろしくお願いいたします。
青少年奉仕担当理事 村田 健二