2022-23年度
RIテーマ

2022-23年度テーマ

「照らす」

会長挨拶greeting

会長挨拶

木村 隆

2022-23年度
大津ロータリークラブ
会長 木村 隆

「照らす」

ロータリークラブ活動の根幹は親睦と奉仕活動です。親睦の本質は時代が変わってもコミュニケーションを重ねることですが、奉仕活動の対象は時代によって変化します。奉仕の対象は時間と共に明らかとなり、それなりの支援の仕組みが出来ていきますが、世の中は従来にない早さで変化しており、支援の対象は次々と生まれているはずです。

私は40年近く産業医という労働者の健康の維持増進活動を努めてきましたが、以前は担当者から説明されるだけで職場の健康リスク要因を想像できたものが、現在は業務が多様化し、初めての会社ではどんな仕事をしているのか、どんな健康リスクがあるのか、実際に見てみないとわかりません。ロータリーの奉仕活動も同じだと思います。大津ロータリークラブはその歴史の中で多様な奉仕活動を実践してきましたが、まだまだ奉仕の対象となる課題は沢山あると思っています。問題はその課題認識が難しくなっていることです。しかし、大津ロータリークラブは100人余の会員を擁し、従来課題とされていなかった新しい奉仕の対象を認識しているロータリアンもいると思います。これらの課題をみんなが認識できるよう、見えているロータリアンが「照らす」こと、現状認識し、すべてのメンバーが力を合わせて解決に導くことを年度方針とします。

この「照らす」ですが、日本天台宗開祖最澄様は山家学生式に「照千一隅此則国宝」と記されました。現在、「一隅を照らす運動」として、信仰と一人ひとりが持ち場もちばで努力することで心豊かな人間となり、平和で明るい世の中を共に築いていこうという社会啓発運動(天台宗一隅を照らす運動ホームページより)が展開されていますが、「照千一隅」には比叡山という片隅から全国を照らす人材育成という解釈もあるそうです。前者の主語は万民で照らすのはその周辺、後者の主語は修行僧で照らすのは国全体ですが、私たちの方針では大津ロータリー会員一人一人が、自分にしか見えていない課題を他の人が見えるように「照らす」ことで、それにより会員全員が何らかの形で関わりを持って課題解決に導こうというものです。

また、この2年間、新型コロナ感染症流行により多数の事業が中止や縮小に追い込まれていましたが、流行状況に機敏に対応し、活動の基本である例会の開催と充実ほか、実りある事業を展開しましょう。

お願いしたいこと

  • 実増6名の会員増強
  • ロータリー財団寄付
  • 米山奨学会寄付
  • ロータリー希望の風奨学金
  • ガバナー賞受賞
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