船谷 昭夫
大津ロータリークラブに入会させていただき、8か月となりました。多くの方々と知り合い、いろいろな素晴らしい刺激を頂くことができることに感謝しています。
原稿執筆に当たり、「ほんのもう少しの社会への奉仕」というテーマを戴き、「奉仕」について考えました。ロータリーの目的は、“意義ある事業の基礎として奉仕の理念を推奨し、これを育むことにある。”とあります。そして、その実際的な規準として五大奉仕があると学びました。個人としての奉仕については恥ずかしながらこれといったものがなく、今後勉強していきたいと思います。ロータリーの誕生は、シカゴの街にて商業道徳の欠如が目につくようになった折り、ポール・ハリス氏が“お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係になるまで発展するような仲間を増やしたい”として始まったとのことです。まずは事業を通じての奉仕から考えたいと思います。ガス事業は公益事業です。公益とは社会一般のためになることであり、全般的に利益が発生することが公益となります。「公」とは「私」を包括した全体を意味し、一部に偏らないということです。「公」は英語ではpublicと訳します。公共となると“おかみ”の物というニュアンスになりますが、本来publicは「みんなのもの」という意味です。常に“public”の精神を持って、ほんの少しの社会への奉仕に取り組んでいきたいと思います。